欧州中央銀行(ECB)幹部で独連銀総裁のワイドマン氏は、ステーブルコインに関するリスクは注視するべきでが心配する必要はないという見解を示した。ロイター通信が18日に報じた。

法定通貨に連動するなどしてデジタル通貨の価値安定を図るステーブルコイン。17日に開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でワイドマン氏は、全ての疑問が解決された時に初めてゴーサインがでると述べた。

一方、同氏はG7で、複数の法定通貨バスケットと連動するフェイスブックのリブラに関しては前向きなコメントをしていた。同氏は「世界の規制当局はリブラのプロジェクトを初期のうちから押さえつけるべきでない」と述べた。リブラの約束が果たされるのであれば、それは消費者にとてもメリットがあると述べた。

リブラは、世界に17億人いると言われている銀行口座を持たない人々に対して金融インフラを提供することを目的としている。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版