イーサ急騰止まらず、あらゆる指標でビットコイン上回る|ネムは年初来で130%超も上昇【仮想通貨相場】

2020年の仮想通貨相場の主役に躍り出たのはイーサ(ETH)だ。2019年はビットコインの回復が目立った年となったが、今年は約42%のプラス。95%以上上昇したイーサの後塵を拝している。イーサは過去1週間でみてもほぼ全ての指標でビットコインのパフォーマンスを上回った。

(出典:Coin360 日本時間2月12日18時30分時点)

イーサは執筆時点までの24時間で13%超も上昇。250ドルの大台を突破した。ビットコイン(BTC)は5%超のプラスで1万ドル台をキープしている。

また時価総額3位のXRPは6%以上上がっており、心理的な節目となる0.3ドルを視野に捉えている。

ほぼ全ての指標でビットコインを上回る

コインメトリックスがニュースレターの中でまとめたデータによると、イーサは過去1週間でほぼ全ての指標でビットコインを上回った。

(出典:CoinMetrics)

例えば、アクティブアドレス数でイーサは21.5%、取引数では13.2%のプラスを記録。ビットコインの4.2%、3.3%の上昇幅をそれぞれ大きく上回った。

またイーサのマイニング収入は18.5%も増加し、こちらもビットコインのプラス2.2%を大きく上回った。

既報の通りDeFiパルスによると、DeFi(分散型金融)向けにロックアップされた資金が上昇し、10億6100万ドル(約1160億円)をつけた。また、イーサリアムのネットワークで最も大きな影響力を持つ企業の1つであるコンセンシスが、JPモルガンチェースのブロックチェーン部門と合併に向けて協議していると報じられた。

中国とビットコインの関係が変化?

昨年10月末、中国の習近平国家主席がブロックチェーン技術を国家の主要戦略に位置付けると発言したことを受けて、ビットコインは急騰。習近平主席は「仮想通貨」や「ビットコイン」には言及していないが、ブロックチェーンとビットコインは表裏一体の関係にあることから、ビットコインにとっても好材料と判断された。

しかし、その後、中国政府関係者からであくまで推進するのはブロックチェーン技術のみでむしろ投機面で仮想通貨のリスクを懸念する声が出たいた。中国政府は2017年9月4日に全ての仮想通貨取引所に業務禁止命令を出した。「9.4事件」と呼ばれるこの禁止令は未だに有効であり、中国ではOTC(店頭取引)でビットコインの取引を行うケースが増えている。

しかし、ここにきて中国のビットコインに対する風向きが再び変わりつつあるかもしれない。

ビットコイン関連技術の開発企業ブロックストリーム社のCSO(最高戦略責任者)であるサムソン・モウ氏によると、中国証券報(Securities Times China )が今年45%上昇して1万ドルに到達したと報じた。中国証券報は伝統的な金融メディアで多くの人に読まれているという。

本日のビットコインを支えた材料としては、米連邦制度準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長がデジタルドルの研究を精力的に進めていることを明かしたことが挙げられる

仮想通貨ネムは年初来で130%超のプラス

また日本で人気の仮想通貨ネム(XEM)も高騰している。年初来で約136%の急騰。時価総額は25位であるが、ビットコインやイーサを上回る上げ幅をみせている。

執筆時点までの24時間では15.56%のプラス。0.0739ドル付近で推移している。

コインメトリックスはネムは過去1週間で最も上昇した仮想通貨の1つであり、「注目すべきプロジェクト」とコメントしている。

NEMはブロックチェーン「カタパルト」を「SYMBOL」ブランドに変更するなど、年明け以降に次々と新しい動きを見せている。2月1日にティッカーシンボル「XYM」を発表している