著名起業家ウィンクルボス兄弟が運営する米仮想通貨取引所ジェミニは、セキュリティなどの内部統制の認証である「セキュリティ・オーガニゼーション・コントロール(SOC)2 タイプ2」の監査を終えた。ジェミニのリスク責任者ユスフ・ハッサン氏が1月23日にコインテレグラフとのインタビューで明らかにした。
同氏は「タイプ2はあらゆる組織が実証できる最高水準のセキュリティコンプライアンスだ」と述べている。
SOC2は、米国公認会計士協会(AICPA)が認定する内部統制やサイバーセキュリティなどの基準を満たしているかどうかを評価するものだ。
ジェミニは昨年、SOC2のタイプ1に関して、大手監査法人のデロイトによるセキュリティ監査を完了させたと発表していた。今回のタイプ2の監査もデロイトが実施した。
ジェミニはまた昨年1月、新しい広告キャンペーンで「仮想通貨にはルールが必要」というスローガンを打ち出している。
ハッサン氏は、「この業界における間違ったセキュリティ対策が、顧客の資金へ直接的な損失をもたらす」と指摘。「我々は、SOC2タイプ2のこの水準のセキュリティコンプライアンスを実施できるの唯一の取引所でカストディアンだ」と述べている。
ジェミニは今後、SOC2タイプ2の監査を毎年受ける予定だとしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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