著名起業家ウィンクルボス兄弟率いる仮想通貨取引所ジェミニと金融会社ステート・ストリートは、カストディでの仮想通貨保有者向けレポート機能のパイロットを、連携して公開する。12月17日にプレスリリースで発表した。
ジェミニのカストディ部門であるジェミニ・カストディとステート・ストリートのバックオフィスリポート機能を組み合わせる新たなパイロットで、ユーザーらは、ジェミニが処理する仮想通貨とステート・ストリートが提供する従来型の資産のリポートを一元管理できるようになるとしている。
このパイロットプロジェクトでは、まず、ジェミニ・カストディ内で流動性を理由に選択した2種類の仮想通貨のレポートを実施する。その後最終的に、顧客は自身が保有するセキュリティトークンや仮想通貨のリポートを受け取ることができるとしている。
ステート・ストリートのデジタル商品マネージング・ディレクターであるラルフ・アッカー氏は、以下のように述べている。
「こういった種類のソリューションの需要が、少ないながらも増加している。技術、運用、規制、法関連など多くを対応が必要」
ジェミニのタイラー・ウィンクルボスCEOは、以下のようにコメントしている。
「伝統的な投資家らは、信頼性があり規制された金融機関を通じて、さらにシームレスにポートフォーリオに資産をデジタル資産に分配することができる」
ジェミニ・カストディは今年9月に展開。顧客らは、コールドストレージを使用せず、ジェミニ取引所上のカストディで資産を取引できるようになった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン