仮想通貨取引所ジェミニを運営するタイラ―&キャメロンのウィンクルボス兄弟は、2020年代が「仮想通貨の10年になることはほぼ間違いない」と主張している。12月31日に兄弟連名でブログを投稿し、2020年代の展望を語った。
ウィンクルボス兄弟は、仮想通貨は「ニッチなもの」から脱しつつあり、近い将来に日常生活において不可欠なものになると強調している。ブログを補完するツイートで、タイラー氏は次のように主張している。
「現在、仮想通貨はまだニッチな技術であり、マネーの形態だ。電子メールやほかのウェブアプリケーションのように日常生活に不可欠なものではない。しかし私たちは、これが変わるというテーゼに立っている。そしてよく見てみれば、既に変わりつつある」
仮想通貨によって分散化が可能になり、そのことで仮想通貨が存在意義を発揮し、個人をエンパワーメントしていくことになると展望する。
「この10年以内に、仮想通貨は個人の権利と尊厳を保護した上で、インターネット、金融システム、そしてマネーを再設計するだろう。これは印刷機やパソコン、インターネットの発明と同様に、個人の自由に大きく貢献することを意味する」
ウィンクルボス兄弟は、「仮想通貨がその公平さから無視することができない存在になるだろう」と述べ、より多くの自由を選択するために人々は仮想通貨を選ぶことになると予測する。
【関連記事:2020年の仮想通貨・ビットコインはどうなる?専門家50人が大予想!】
【関連記事:2020年代は「銀行とテクノロジーの黄金時代に」=米大手銀行ウェルスファーゴのアナリスト】
【関連記事:2020年の決済イノベーションを牽引するのはアジア、リップル幹部が指摘】
【関連記事:2020年に「アルトコインの季節」は到来するか? XRPとイーサリアムの第1四半期の動きに注目を】