仮想通貨カストディアンのビットゴーは、金融サービスプロバイダーのセトルビット(SettleBit)と提携し、機関投資家らがビットゴーの口座から直接取引できるサービスを公開した。2月4日に仮想通貨メディアのザ・ブロックが報じた

ザ・ブロックによれば、今回セトルビットの決済プラットフォームとのAPI統合を通じて、カストディアカウントからの取引が可能になる。流動性ネットワークで即座に価格オファーを受けることができ、リアルタイムでの取引が可能だという。

現在、同プラットフォームでは、ビットコイン(BTC)・イーサ(ETH)と米ドルの取引が有効で、今後ステーブルコインなども追加していく計画だという。

ビットゴーの金融サービスのヘッドであるニック・カルミ氏は、以下のように述べている。

「我々は、我々の顧客の多くが、資産をコールドストレージから取り出すことなく取引したいと考えているのを知っている。我々の決済APIを使用して、セトルビットはシンプルでエレガントなソリューションを生み出した」

最初の取引は1月22日に完了し、エンターテイメントのディストリビューションネットワークCTMデジタルが10万ドル(約1095万円)相当のビットコインを取引したという。

ビットゴーは機関投資家向けに顧客セキュリティ、カストディ、流動性ソリューションを提供している。ひと月あたり約150億ドル(1兆6400億円)規模の仮想通貨を扱っている。

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