仮想通貨カストディ(保管)を手がける米ビットゴーは、新たな最高売上責任者(CRO)に仮想通貨ウォレットプロバイダーのXapo(ザポ)の元シニアバイスプレジデントのピート・ナジャリアン氏を指名した。金融専門メディアのファイナンス・マグネイトが8月19日に報じた。

ビットゴーはナジャリアン氏を起用することで、機関投資家向けの営業を強化する考えだ。同社のマイク・ベルシェCEOは、今回の人事に関して以下のように述べた。

「ピートは、資本市場を深く理解しており、金融サービスにおいて例外的に幅広い経験があるので、仮想通貨市場に参入する機関投資家らの完璧なパートナーとなる。我々は未来の金融インフラを構築する。そして、ピートの従来型の金融市場と仮想通貨両方での経験が重要となる」

ナジャリアン氏は、リンクトイン上のプロフィールによると、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドで新興市場セールスのグローバルヘッドなどの経験がある。

ビットゴーは日本への進出も計画しており、今月には同社のリンクドインのページで、日本市場を担当するセールス責任者の求職案件を掲載している

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ザポは香港拠点の企業で、仮想通貨カストディ事業やウォレットなどを手掛けている。ザポは先週、法人向け仮想通貨カストディ事業を米仮想通貨取引所コインベースに売却。コインベースは「世界最大の仮想通貨カストディアンになった」と述べていた。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版