仮想通貨カストディ(保管)サービスの米ビットゴーが、日本への進出を計画しているようだ。同社のリンクドインのページで、日本市場を担当するセールス責任者の求職案件が掲載された。仮想通貨メディアのザ・ブロックが9日に報じた

ビットゴーが求めている人材は、東京勤務のセールス担当ディレクターだ。「地域全体でデジタルウォレットとオフラインの保管ソリューションを販売すること」といった役割が記載されている。

ザ・ブロックが関係者の話として伝えているところによれば、、ビットゴーは1年以上前から日本市場で活動をしていたという。今回、セールス担当の幹部を採用することで、日本の仮想通貨市場への進出を本格化することになるかもしれない。

今回のセールス担当ディレクターの求人には次のように書かれている。

「基本的なアカウントプラン、運用戦略を構築し、潜在的なクライアントに働きかける」

日本では今年5月に資金決済法が改正され、仮想通貨カストディに対する規制が整備された(施行は来年4月)。こういった規制が整ってきたことも、ビットゴーの本格的な進出に影響しているのかもしれない。

ビットゴーは最近、デジタルIDを手掛けるシビック・テクノロジーズと共同で、仮想通貨とユーザーの個人情報(IDデータ)を自分で管理できる仮想通貨ウォレットアプリを発表している。