「初心者向けに使いやすい仮想通貨取引所」として定評があるのが仮想通貨取引所コインチェックだ。特に初めて仮想通貨を購入する場合、セキュリティ面や、使いやすさなどはユーザーが気にするポイントだろう。

コインチェックはシンプルやUI(ユーザーインターフェイス)ハッキング事件以来、セキュリティに力を入れている

そうは言っても、実際に使っているユーザーはコインチェックをどのように捉えているのだろうか。この記事では実際にユーザーの声を紹介しながらメリットやデメリットについてもまとめた。口座開設の参考にしてみよう。

目次

1.コインチェック(Coincheck)とは?

2.気になるコインチェック(Coincheck)の評判は?

3.コインチェック(Coincheck)のメリット

4.コインチェック(Coincheck)のデメリット

5.コインチェック(Coincheck)の口座開設方法は?

6.まとめ

 

1. コインチェック(Coincheck)とは?

口座数は国内トップクラス

コインチェック(Coincheck)は、2018年4月からマネックスグループの100%子会社となったコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所だ。2014年から仮想通貨取引サービスを提供している国内の老舗取引所で、口座数も国内トップクラスだ。今年1月には、金融庁から仮想通貨交換業のライセンスを取得した(それまでは「みなし業者」としてサービスを提供)。

マネックスの資料によれば、登録ユーザー数は188万人、口座数は90万口座にのぼる。またコインチェックのアプリはシンプルな操作性に定評があり、ダウンロード数は250万を突破している

取扱い仮想通貨は10通貨

コインチェックは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)の主要通貨はもちろん、リスク(LSK)の他に、国内でコインチェックだけが取り扱うファクトム(FCT)といった仮想通貨を購入することができる。

取扱通貨

ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ネム(XEM)、リスク(LSK)、ファクトム(FCT)、モナコイン(MONA)

取引ペア

BTC/円、ETH/円、ETH/BTC、ETC/円、ETC/BTC、LSK/円、LSK/BTC、FCT/円、FCT/BTC、XRP/円、XRP/BTC、XEM/円、XEM/BTC、LTC/円、LTC/BTC・BCH/円、BCH/BTC、MONA/円、MONA/BTC

※かつてはモネロ、ジーキャッシュ、ダッシュ、オーガーの4通貨も扱っていたが、昨年5月に取り扱いを廃止している

出典:コインチェックHP

流出事件を受け、セキュリティに注力

コインチェックについては、2018年1月に発生した仮想通貨NEMの流出事件の記憶がまだ生々しい人もいるかもしれない。

18年4月にマネックス傘下となり、コインチェックではセキュリティ体制や内部管理態勢の強化を進めてきている。19年1月に金融庁からライセンスを取得した際の会見では、システムに携わる人員やサイバーセキュリティの専門家も増強したと説明。全通貨でのコールドウォレット導入や、マルチシグネチャ導入なども進めた。

「ホットウォレットで保管する資産上限を足下25億円まで絞り、サイバーセキュリティリスクを低減」するとしており、現在ではホットウォレットの資産上限は2.5%程度だという。

 

2. コインチェック(Coincheck)の評判は?

 

アプリが使いやすい

スプレッドが広い

スプレッドとは買付価格と売付価格との差のことだ。このスプレッドが狭い(差がない)方がトレードをしていく中では利益を得やすいと言われている。

 

3. コインチェック(Coincheck)のメリット

コインチェックのメリット

アプリが使いやすい

コインチェックは、iOSとAndroidに対応した公式スマホアプリを提供している。直感的な操作で仮想通貨売買を行うことができ、とりわけ初心者の方には魅力的なポイント。アプリのダウンロードだけでもチャート画面を見ることできるので一度自分のスマホで確認してみるのも良いかもしれない。

コインチェックの公式サイトはこちらから

コインチェックのアプリの使い方については、こちらの記事で詳細に解説

取扱い通貨が豊富

コインチェックでは国内トップクラス全10種類の仮想通貨を購入することができるのが魅力だ。ファクトム(FCT)といった通貨は、国内ではコインチェックでしか入手できない。

ビットコインの取引手数料が無料

現在コインチェックはキャンペーンで、ビットコインの「取引所形式」での取引手数料が無料となっている。

取引所形式の手数料では、Maker手数料とTaker手数料がある。コインチェックでは「Maker手数料は指値注文が注文板上に並び、その後約定した際に適用される。反対にTaker手数料は注文が板上に並ばず約定した際に適用される」。

ほかの取引所では手数料を取られるところもあり、手数料を気にせずに、ビットコイン取引に参加できるのはメリットだ。

電気料金支払いや貸仮想通貨など、様々なサービス

コインチェックでは、電気料金をビットコインで支払ったりできる「コインチェックでんき」や、自分が保有する仮想通貨をコインチェックに貸し出す「貸仮想通貨」といったサービスを展開している。

例えば、「コインチェックでんき」では、電気料金の支払いでビットコインがもらえるサービスも展開している。

出典:コインチェックHP

貸仮想通貨サービスでは、ビットコインをコインチェックに貸し出せば最大年率5.0%で仮想通貨が増える。現在はビットコインのみだが、順次ほかの仮想通貨にも対応する予定だ。

マネックスグループの相乗効果

コインチェックは、ネット証券を中心に様々な金融サービスを提供しているマネックスグループの傘下だ。マネックスグループ内のほかのサービスとの相乗効果も期待できるだろう。

実際、今年4月にはマネックス証券との間での連携を発表。マネックス証券での株式売買でためた「マネックスポイント」を仮想通貨に交換するサービスをスタートさせた。今後も様々な提携が期待される。

 

4. コインチェック(Coincheck)のデメリット

アルトコインは販売所でしか買えない

コインチェックで「取引所形式」での取引を提供しているのはビットコインのみだ。ほかのアルトコイン9通貨については、「販売所形式」での取引だ。

「販売所形式」は、取引所で提示した販売価格と買取価格に従って仮想通貨の売買が行われる取引方法だ。売り手と買い手が直接取引を行う板取引と異なり、取引所を仲介するため少し割高の取引を行うことになる。一方、この販売所形式は、簡単スピーディーな取引が実現できる。少しでも仮想通貨を安く買いたい、もしくは高く売りたいという場合は注意してほしい。

取引サービスが限定的

コインチェックは現在、仮想通貨のレバレッジ取引を停止している状況だ(2019年8月現在)。レバレッジ取引とは、元手(自分の資金)の数倍の額で行う取引のことだ。少額でも大きな額での取引が行えるが、元手を超える損失を出すリスクもある。

自分でリスクを取った上で、様々な仮想通貨でレバレッジ取引をしたいというユーザーにとっては物足りなさを感じてしまうかもしれない。

 

5. コインチェック(Coincheck)の口座開設方法は

口座開設の流れ

  1. 新規アカウントの作成(アカウント作成はこちら
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査終了後、本人確認ハガキが発送される
  4. ハガキの受け取り確認後、全サービスが利用可能に

本人確認書類としては、免許証やパスポート、マイナンバーカードなどだ(詳しい情報はこちら

本人確認書類の審査が終了した後は、日本円の入金や仮想通貨の売買を行うことができ、ハガキを受け取った後には日本円の出金や仮想通貨の送金などすべてのサービスを利用できるようになる。

コインチェックでの口座開設方法については、こちらの記事で詳細を解説!

 

6. まとめ

Coinchek(コインチェック)の取扱通貨は国内トップクラスの全10種類、操作性の高いスマホアプリはユーザーから高い人気を獲得している。とにかくシンプルに仮想通貨取引を一通り体験してみたい方におすすめの仮想通貨取引だ。

 

コインチェックで口座開設するならこちら

 

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