中国の仮想通貨マイニングマシン大手のカナン(Canaan)が、2019年11月中旬にも米国の株式市場に上場するかもしれない。中国の仮想通貨メディア8btcが、関係者の話として伝えた。カナンは昨年、香港での新規株式公開(IPO)に失敗。今年に入り、米国でIPOを目指していると報じられていた。
今年7月、カナンが米証券取引委員会(SEC)にIPOを申請したとの情報が浮上していた。8btcは、カナンに近い関係筋の話として、同社が過去数週間でIPOのすべての手続きが完了したと報じた。12億6000万株を発行する予定であり、評価額は15億ドルだという。
カナン側は8btcに対してコメントを拒否している。
昨年、ビットメイン、カナン、エバンの中国マイニング機器トップ3社は、いずれも香港でのIPOを目指したが、失敗している。韓国証券取引所が仮想通貨関連企業の上場に「消極的」とも言われていた。
今年6月、ビットメインも米国でのIPOを計画しているとの報道も出ている。ブルームバーグによれば、既にSECに関連書類を提出しており、今年後半の上場を目指しているという。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版