中国のマイニング機器大手カナン(Canaan)・クリエイティブは、米国証券取引委員会(SEC)に2億ドル(約218億5000万円)のIPO(新規株式公開)の申請書類を提出しているとの情報が浮上している。チャットアプリ「ウィーチャット(WeChat)」において、あるユーザーが7月31日に投稿した

投稿者は、カナンは米国市場においてIPOを成功させる初の中国マイニング関連企業になると主張しているという。今年1月にはブルームバーグがカナンが米国でのIPOを目指していると報じている

中国国外では競合他社ビットメインほどの知名度はないものの、カナンは中国における主要マイニング機器3社の第2位にあたる。ブルームバーグは6月、ビットメインがSECにIPO関連書類を申請しており、今年後半に米国でのIPOを目指していると報じた。今回のウィーチャット上の情報が正確なら、ビットメインを出し抜いたことになるだろう。

2019年3月、カナン・クリエイティブは、数億ドル(数百億円)の資金調達を完了したと報じられた。しかし正式な報告書を公開しておらず、これまで知られていない支援者から不特定の資金を調達したと噂されている。

マイニング機器大手のIPOの試みは失敗が続いている。昨年ビットメインとカナンは、香港でIPOを試みたが、失敗に終わった

 

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版