世界最大の仮想通貨取引所バイナンスから盗まれた巨額ビットコインは7つのアドレスに移されたようだ。仮想通貨ニュースアウトレットのThe Blockが9日に報じた。

バイナンスは7日、ハッキングによる「大規模なセキュリティー侵害」によって7000BTC(約44億円)が引き出されたと発表した。7000BTCは44回に分けられて送金された後、7つのアドレスにうつされた。そのうち6つのアドレスに1060.6BTCが入っており、1つには707.1BTCが入っている。

  1. bc1q2rdpyt8ed9pm56u9t0zjf94zrdu6gufa47pf62 (1060.6 BTC保有のアドレス)
  2. bc1qx3628eh9tdnm0uzculu8k6r2ywfkc5zns2hp0k (1060.6 BTC保有のアドレス)
  3. bc1qnf2ja3ffqzc3hskanjse6p8zag52fm6jgmmg9u (1060.6 BTC保有のアドレス)
  4. bc1qw7g5uxxl750t0h2fh9xajwuxp4qt634yh3vg5q (1060.6 BTC保有のアドレス)
  5. 16SMGihY94H8UjRcxwsLnDtxRt7cRLkvoC (1060.6 BTC保有のアドレス)
  6. 1MNwMURYw1LkPnnpda2DQkkUsXXeKL9pmR (1060.6 BTC保有のアドレス)
  7. bc1q3a5hd36jrqeseqa27nm40srkgxy8lk0v0tpjtp (707.1 BTC保有のアドレス)

バイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOは8日、巨額仮想通貨ハッキングへの対応策としてビットコインの再編成(Re-org、リオルグ)するというアイデアを断念。再編成は、マイナーに金銭的なインセンティブを与えることで、ネットワークのハッシュパワー51%を使ってブロックチェーン上で別の取引記録を作ることを意味する。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版