バイナンスのCZ、ビットコイン再編成(Reorg)案を拒否。仮想通貨ハッキング事件で一時検討も

仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOは8日、巨額仮想通貨ハッキングへの対応策としてビットコインの再編成(Re-org、リオルグ)をするというアイデアを排除したことを明らかにした

再編成は、ネットワークで分岐が生まれる現象。今回の場合、マイナーに金銭的なインセンティブを与えることで、ネットワークのハッシュパワーの51%を使ってブロックチェーン上で別の取引記録を作ることを意味する。

CZは8日、今後2、3日でビットコインのロールバックを行うかもしれないと発言。ロールバックは、ハッキング攻撃が起こった間の取引をすべてなかったことにし、攻撃が起こる前の状態に戻すことを指す。7000BTCという被害金額が、ハッキング後のブロック生成のためにマイナーに支払われた報酬をはるかに上回ることから、マイナーたちから同意が得られるのではないかという見立てだった。

ただCZは、その後、仮想通貨コミュニティーから様々な批判受けて、このアイデアを否定。ビットコインの信用性にダメージを与えるほか、「ビットコインのネットワークとコミュニティーが分裂」する可能性があり、それらは44億円相当のハッキング被害額を大きく上回ると考えた結果だという。

バイナンスは7日、「大規模なセキュリティー侵害」によって7000BTC(約44億円)が引き出されたと発表した。

関連記事:【速報】仮想通貨取引所バイナンスでハッキング被害 約44億円分のビットコインが引き出される【追記あり】
関連記事:巨額仮想通貨ハッキング発表から4時間 バイナンスのトップがスピード”会見” ビットコインのロールバック可能性にも言及

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版