仮想通貨取引所大手のバイナンスは、東アフリカ諸国の経済改革を支援するために、ウガンダのブロックチェーン推進組織「クリプト・サバンナ」と提携した。バイナンスの趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOが22日にツイートした。

(バイナンスは、ブロックチェーンを通じたウガンダの経済発展や若者の雇用促進のため、@cryptosavannah @AggieKonde @HelenHaiyu とパートナーシップを結ぶ。第四次産業革命を推進する。ウガンダに数千もの職を生み、投資を呼び込む)

 趙CEOはツイートの中で、今回の提携が仕事を生み、投資を呼び込み、「経済改革」を推進することであると強調する。ウガンダは、国民1人あたりのGDPが2000ドル程度であり、最貧国の1つとみられている。

 コインマーケットキャップによれば、バイナンスは1日の平均取引量は21億9000ドルであり、世界第2位の取引規模だ。バイナンスは香港に拠点を置いているが、3月に日本の金融庁から警告を受けた後、マルタにオフィスを開設することを発表している

 ファイナンス・マグネットが報じたように、アフリカ大陸は金融分野のフロックチェーン企業にとって有望な場所だ。アフリカの人口の多くは銀行へのアクセスがなく、3000万人以上の人々が海外で働き、母国へ送金している。ブロックチェーン技術により金融サービスへのアクセスが容易になれば、アフリカで大きく普及する可能性がある。

 オミセゴー(OmiseGo)とイーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、東アフリカに拠点を置く慈善団体ギブ・ダイレクトリーに計100万ドルの寄付を行っている。ウガンダの貧困世帯への生活支援などに使われる。