英国の大手銀行バークレイズが米国の仮想通貨取引所コインベースとの提携関係を解消した。コインデスクが13日に関係者の話として報じた。

これまでコインベースの利用者は英国の銀行間の即時決済スキーム(FPS)を使ってポンドの即時入出金が可能だったが、今後は不可能になる。このため、ポンドでの入出金が遅くなり、数日かかる可能性があるという。

コインベースはバークレイズの代わりにクリアバンクと提携し、第3四半期(7-9月期)の終わりまでにFPSを復活させる見込みだという。

コインベースは、先月末、公式ブログでFPSの停止を発表していた。 ただバークレイズとの提携解消については触れていなかった。

今回の提携解消の理由は明らかになっていない。コインデスクが取材した関係者は、「バークレイズのリスク許容度が少し下がったのでは」という匿名関係者の声を掲載している。

バークレイズが仮想通貨業界から後退姿勢を見せたのは今回が初めてではない。

昨年8月、従業員がSNSのLinkedin(リンクトイン)に従業員がデジタル資産プロジェクトについて書いたにもかかわらず、仮想通貨のトレーディングデスクを開設に向け準備していることを否定した

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版