億万長者であり、仮想通貨支持者であるケビン・オレアリー氏は、非代替性トークン(NFT)セクターが将来ビットコインよりも価値を持つようになるだろうと考えている。

5日のCNBCとのインタビューで、オライリー氏は、NFTによって車や不動産などの物理的な資産をトークン化して認証することができるため、ビットコインよりも資本を引き付けるだろうと主張した。

「今後数年間で、認証や保険契約、不動産流通税をすべてオンラインで行うというムーブメントが起こるだろう。これにより、NFTはビットコインよりもはるかに大きく、流動的な市場になるだろう」

オレアリー氏は、「この方程式の両側」に投資し続けるつもりだと語っている。

ビットコインとNFTの比較について誰しもが同意しているわけではないようだ。Coingeckoのデジタルマーケティングアソシエイトであるカイ・レン・クアン氏は、「単一の資産であるビットコインをセクター全体を意味するNFTと比較するのは公平ではない」と、コインテレグラフに語っている。

ただしクアン氏は、2022年のNFTの採用曲線は上向きに上昇していくだろうとも述べている。

「2021年が市場での採用の1年目だったということを考えると、まだまだNFTには成長余地があると思う」

クアン氏は「業界はまだNFTが何であり、何ができるかについて表明をかろうじて引っ搔いているだけだ」と指摘し、今後NFTとメタバースが結びつくことでさらなる可能性が拓けると考えている。