米国の大手銀行ウェルズファーゴが独自の分散型台帳技術(DLT)に基づいたクロスボーダー送金サービス「ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュ」の立ち上げ計画を発表した。
「ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュ」は、すでにある自社のグローバルネットワークにおける決済処理の効率性の改善、リアルタイムでの決済を促す。また、最終的な決済を第3者企業を通さず実行することで、送金時間とコストを削減すると説明した。
まず2020年に米ドルでテストを開始する。
既報の通り、米最大手の銀行JPモルガン・チェースが今年2月にクロスボーダー送金市場での活用を目指して独自仮想通貨JPMコインを発表した。
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米メディアのザ・ブロックによると、ウェルズ・ファーゴは、ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュは仮想通貨ではなくステーブルコインと言えると回答。また独自DLTは、R3のクロスボーダー送金向けのアプリケーション「コルダ・セトラー」で構築されるという。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版