分散型取引所(DEX)のウェーブスDEXは、ハイブリッド取引所として運営を再開する目的で、閉鎖した。12月2日にコインテレグラフにプレスリリースで述べた。

同取引所は古いドメインではすでに運営を停止しており、「Waves.Exchange」への移行処理が開始しているという。

「この時点から、古いバージョンの取引所は有効でなくなり、同ウェブサイトでは、移行のサポート機能のみを提供する。ウェーブスDEX上に保管されたユーザーの資金は、このプロセスの間もその後も、完全に安全な状態で残っている

ハイブリッド取引所は、移行開始前からすでに一部稼働しており、明日には完全な運営となるとしている。同社はまた、この新しいプラットフォームは、中央集権型の取引プラットフォームの特徴と分散型取引のトランザクションの不可逆性、安全性、ユーザーコントロールを合わせ持ったものだと主張している。

同社はまた、主要開発チームが、プロトコール自体の、オープンおよびプライベートの導入、シャーディング、インフラの開発に専念すると発表した。一方で、同取引所の開発とサポートに関しては、既存のコアメンバーを含む別の専属チームが担当するとしている。

今後の取り組みについては、提携や市場メーカープログラムを含むさらなる計画に関しても確約している。テザー(USDT)取引については、今月中に同ゲートウェイがライブになれば可能になるとしている。

最後に、「低リスクでのステーブルコインのステークや利子収集など、ユーザーが積極的な収入を生み出すことができる新しいツール」に関しても確約している。

一方で、別の分散型取引所のクリプトブリッジが同日、閉鎖を発表した。市況の変化や規制強化により開発資金がまかなえず、運用を継続できないと判断した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン