18日の仮想通貨相場は小幅な値動きとなっている。ビットコインは心理的節目である9000ドルに到達する前に反落。現在は過去24時間比で1%下落し、8870ドル近辺で取引されている。

(出典:Coin360 1月18日18:40時点)

仮想通貨トレーダーのTraderSZは、ビットコインは依然として強気としつつも、8300ドルまで調整する局面かもしれないと指摘している

コインテレグラフのインタビューに答えた著名な仮想通貨アナリストのアレッシオ・ラスターニ氏、ビットコインに対して強気であるとしつつも、以前として底をつけた確率は65%と見積もっている。同じく著名アナリストのピーター・ブラント氏は、まだ弱気でも強気でもないという見方だ。

ビットコインSV(BSV)は17%下落と、大幅に値を下げている。BSVを主導するクレイグ・ライト氏が、110万BTCにアクセスする秘密鍵をまだ受け取っていないとの報道が出たことで、売りを招いている可能性がある。

トム・リー氏「機関投資家参入進む」

ビットコイン強気派でファンドストラット共同創業者のトム・リー氏は17日、ヤフー・ファイナンスの動画に出演し、ビットコインは2020年に19年よりも高いパフォーマンスを示すと語った。

地政学的な緊張による影響、ビットコインの半減期、機関投資家のビットコイン投資への参加が、2020年にプラスに働くと、リー氏は主張。特にグレイスケールインベストメントによるビットコイン信託によって、伝統的なアセットに投資していた投資家がビットコイン投資に参加しやすくなっていると指摘する。

実際グレイスケールは最近、2019年第4四半期のBTC信託への投資額が過去最高になったと発表している

リー氏は1月10日にクライアント向けリポートの一部を紹介。ビットコインは2020年に100%以上のリターンを生むことになると予測している

【関連記事:ビットコイン、「2020年に100%以上のリターン」 トム・リー氏が注目する3大イベント

【関連記事:「まだFOMOじゃない」「半減期は関係なし」ビットコインのテクニカル分析家2トップが見解

【関連記事:強気派が主導、9500ドル突破なるか 仮想通貨ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)のテクニカル分析