韓国金融委員会(FSC)のチョイ・ジョンク委員長が仮想通貨やイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に対する否定的な立場を改めて表明した。11日付のビジネス・コリアが報じた。最近韓国ではICO規制に対する軟化姿勢も見られてたが、今回規制当局トップが改めてノーを突きつけた形となった。韓国におけるICO解禁への道のりはまだ長いのかもしれない。

韓国国会の公聴会で話したジョンク委員長は、ブロックチェーンと仮想通貨を混同しな方がいいと指摘した上で次のように述べた。

「多くの人が韓国政府はICOを許可すべきだと言う。しかし、ICOがもたらす不透明性とダメージは、大変明白で危険なものだ。だから多くの海外諸国もICOを禁止するか慎重になっているのではないか」

韓国政府は去年9月にICOを禁止。トークンを使って資金調達をする手法に対して「ほぼギャンブルみたいなもの」という見解を明らかにしていた。ただ最近は韓国の議員らがICO解禁について議論するなど、ICOに対する軟化ムードが出ていた

今週12日、韓国政府がICOに関し、11月に公式の立場を表明する可能性が高いと報じられた