ビットコイン(BTC)は17日、重要なサポート水準への圧力がかかる状態が続いているが、買い意欲の回復も見え始めている。
11万ドル割れ水準での攻防続く
トレーディングビューのデータによると、BTC/USDはビットスタンプで11万ドルを下回る場面を見せた。
取引所のオーダーブック上では、価格帯の上下に流動性が集中しており、局所的な安値と11万2300ドルのレジスタンスが注目ポイントとなっている。
トレーダーのスキュー氏は「この需要帯をテストするのはこれで4回目。再びロックインする時が来た」とXで述べた。
一方、アナリストのレクト・キャピタル氏は、CMEのビットコイン先物の未解消ギャップがすでに埋められたと指摘した。
#BTC
— Rekt Capital (@rektcapital) October 16, 2025
Bitcoin has now completely filled its Weekly CME Gap between $109680 and $111310$BTC #Crypto #Bitcoin https://t.co/NS86XQRgTn pic.twitter.com/zfvYml9hih
また同氏はRSI(相対力指数)についても注目し、価格との間に「新たな強気のダイバージェンスが現れつつある」と分析。「このローソク足で日足終値を確定できれば、上昇転換が明確になる」と付け加えた。
仮想通貨アナリストで起業家のテッド・ピローズ氏は、市場心理の悪化こそがビットコインの底打ちを示していると主張した。
「BTCは先週の暴落後、保ち合い局面に入っている。センチメントは過去最低水準にあり、パニック売りが広がり、“もう終わりだ”という声がタイムラインにあふれている。これは天井ではなく、むしろ底で起きる現象だ」
ピローズ氏は、2020年3月の新型コロナウィルスのパンデミックによる市場崩壊時と現在の値動きを比較したチャートも公開した。
仮想通貨の恐怖強欲指数は今月「恐怖」ゾーンに転落し、過去6か月で最低水準となっている。
オンチェーンデータでは「買い戻し」の兆候
一方、オンチェーン分析プラットフォームのグラスノードは、強気派にとって朗報となるデータを示した。
1BTC〜1000BTCを保有するアドレス群が「強い蓄積行動」を見せていることが判明したという。
さらに、ここ数週間で大量のBTCを売却していたクジラ(大口投資家)も、売りを減速させている。
グラスノードは「最近の動揺にもかかわらず、市場に再び信頼が戻りつつあることを示している」と分析した。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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