フォーブス誌は、最も革新的なフィンテック企業トップ50社を発表した。2月12日に公開した。

ブロックチェーンおよび仮想通貨関連企業では、ブロックチェーン開発企業のAxoni、仮想通貨追跡を手掛けるチェイナリシス、仮想通貨取引所のコインベース、ブロックチェーン基盤のプラットフォームを手掛けるエバーレッジャー、分散型金融(DeFi)のメーカーダオ、銀行間決済技術のリップルが選ばれた。また、プレイド(Plaid)、オープンドア、レモネードといった企業が、それぞれ決済、不動産、保険のカテゴリーで選ばれた。

選出されたブロックチェーンおよび仮想通貨関連企業の6社のうち、資金調達でみると、コインベースが5億2500万ドル(約577億円)でトップ、リップルが2位で2億9300万ドル(約322億円)、3位はエバーレッジャーで2000万ドル(約22億円)だった。

フォーブスは、2020年フィンテック50で共通することは、米国での運営あるいは顧客の民間企業で、より早く安く簡単に利用できる金融サービスの提供だ、と説明している。

50社のうち、48社が米国で、2社は英国ロンドン拠点だった。

Axoniはブロックチェーン開発企業で、最近ではゴールドマンサックスとシティグループが行ったブロックチェーンによるエクイティスワップ取引で技術を提供している

また決済分野で選ばれたプレイドは最近、VISAが53億ドル(約5800億円)で買収すると発表した。2012年設立のプレイドは、金融情報の円滑な共有を促進することで利用者の銀行口座と決済アプリを繋げる。VISAの発表によると、買収は規制当局の許可を待って次の3~6ヶ月で完了する見込みだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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