米アンドリーセン・ホロウィッツのハウン氏、「法定通貨マネロン犯罪の99.9%が起訴されていない」【ニュース】

元米連邦検察官で現在ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツで投資担当ゼネラルパートナーであるケイティ・ハウン氏は、法定通貨が支配する金融システムはあまり機能していないとの見解を示した。10月22日に公開されたリアル・ビジョン・クラシックスインタビューで述べた。法定通貨のマネーロンダリング犯罪の99.9%が起訴されていないとしている。

ハウン氏は連邦検察官時代に、違法薬物などがビットコインで売買された闇サイト「シルクロード」を摘発した経験をもつ。

金融サービス業界は年間200億ドル(約2兆1700億円)を費やしてマネロン対策や本人確認義務に取り組んでいるが、機能しているとは思わないと指摘。「分散型システムへの移行」に関しては、変化を恐れて現実を甘く見過ぎているとして早期の移行が必要と促した。

中央集権的な金融システムは犯罪などの行為に関して、政府が大きな影響力を持つことができ、そのため仮想通貨の利点が薄まるのではないかとインタビュアーが述べたことに対し、ハウン氏は、「政府の権限が誠実かつ合法的に行使されれば当てはまるだろう」と答えた一方で、「今日、世界には銀行口座を持たず、金融サービスへのアクセスがない人が20億人存在する。彼らは金融サービスにアクセスできない」と既存の金融システムに包含されない多くの人々がいると指摘した。

ちなみにアンドリーセン・ホロウィッツはリブラ協会の創設メンバーの1つ。ハウン氏は、リブラ協会の5人の理事の1人でもある。今回のハウン氏の主張は、仮想通貨リブラに対する批判への反論という意味もありそうだ。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版