SEC、未登録証券の発行で加のチャットアプリを訴追 仮想通貨の価値上がると投資家に約束か

米国証券取引委員会(SEC)が4日、カナダのチャットアプリ「キック」を1億ドル(約107億円)の未登録証券を発行したとして訴追した。SECは、永久差し止め、罰金などを検討している。

SECによるとキック(Kik)は、同社製品のメッセージアプリ事業に失敗したことから資金繰りが苦しくなり、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)を実施。1億ドルを調達した。「キン(Kin)」トークンを発行し「需要が高まるにつれてトークンの価値が上がる」と主張、投資家に対して将来の利益を約束したという。こうしたトークンは証券法の規制対象と考えられる。

SECの担当者は、キックは「情報に基づく投資判断をするという法律に守られた投資家の権利を損ねた」と述べた。

先日キックは、SECに対する訴訟資金のため500万ドル(約5億5000万円)の基金を設立。規制の不透明感に終止符を打つと話していた。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版