韓国のサムスンが、新型の格安スマホに仮想通貨ウォレット機能を導入すると韓国地元紙のビジネス・コリアが14日に報じた。サムスンは、2月に最新のスマートフォンGalaxy(ギャラクシー)S10にビットコイン(BTC)などをサポートするウォレット機能を搭載することを発表。今回の報道の格安スマホには「似たような機能」が導入されるという。

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またサムスンは、「デジタルIDと地域通貨」の領域で通信会社と協力する計画もあるそうだ。

サムスンのワイヤレス・ビジネス部門の担当者は「ブロックチェーン機能をサポートするギャラクシーモデルの数を増やすことで、利用者に新たな体験を届ける」と発言。また「韓国の後は、米国、カナダをターゲットにする」と述べたという。

スマホに仮想通貨とブロックチェーンの機能を取り込む動きは加速している。

台湾のエレクトロニクス企業HTCがビットコインのフルノードを立てられるスマートフォンを発表。フルノードは、自分自身が誰に頼ることなくビットコインのネットワーク上の取引を確認したい時にダウンロードする必要がある。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版