台湾のエレクトロニクス企業HTCがビットコインのフルノードを立てられるスマートフォンを発表した。The Blockが報じた。
HTCの新しいスマートフォンは、「エクソダス(Exodus)1s」。ビットコインのフルノードを立てられる性能があるという。
フルノードは、自分自身が誰に頼ることなくビットコインのネットワーク上の取引を確認したい時にダウンロードする必要がある。経済活動における主権(Sovereignty)やプライバシーを大切にする利用者がフルノードを立てることを重視している。
エクソダス1sを持っていればビットコイン取引の承認を行うことができるようになる。
HTCは、第3四半期(7-9月期)までに発売する予定。価格はまだ未定だが、250ドル~300ドルの間になりそうだという。ビットコインのフルノードの性能を持つスマホは初めてだそうだ。
エクソドス1sの発表に際し、HTCのフィリ・チェン氏は、次のように述べた。
「ユーザーに秘密鍵を保持してもらった。次はもう一歩進んでフルノードを立ててもらう。我々は自由な世界を目指してテクノロジーへのアクセスの民主化をしている」
HTCはすでにブロックチェーン基盤のスマホ「エクソダス1」を発表している。