ロシア最大手銀行ズベルバンク、仮想通貨関連サービスを開発しないことを確認

ロシア国営の「ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)」の最高経営責任者(CEO)のヘルマン・グレフ氏が、仮想通貨関連サービスを開発しないという同行の決定を正式に認めた。6月7日、現地の金融メディアBanki.ru(バンキドットルー)が報じた。

6月6日から開催中のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにおいて、ロシアのテレビ局NTVがグレフ氏に行ったインタビューによると、同行は仮想通貨分野における野心的な計画を立てたことは1度もないと述べた。現在、同行のサービスに活用できる、ブロックチェーン技術を基盤としたシステムに焦点を合わせているという。

グレフ氏によると、ズベルバンクが仮想通貨関連に取り組んだことはまったくなく、むしろ顧客からの要望にすぎないと付け加えた。グレフ氏は仮想通貨の流行が去ったことを喜びつつ、ブロックチェーン技術を採用したプロジェクトは正常に進行していると述べたという。

グレフ氏はまた仮想通貨ビットコイン(BTC)について、投資の一種というより「取引のための技術的手段」と考えているとも述べた。

またバンキドットルーによると、仮想通貨投資についてのグレフ氏自身の話としては、BTCの価格が約5ドル(約540円)の頃に購入し、(資産形成にあたる)貯金ではなく支払いに使ったことを日本のテレビ局に対して明かしたという。その後BTCは「小さな財産」と呼べるほど価値あるものに急成長したが、一部の仮想通貨は同氏にとって高すぎることが分かったという。自身保有のBTCの一部はコードと共に失われたことを付け加え、自分は「カジノプレーヤーではない」と結論づけた。

5月30日、ズベルバンクは、ロシア中央銀行の仮想通貨業界に対する否定的な立場と、必要な法律・規制の欠如により、仮想通貨関連の計画を中止したと報じられた。またズベルバンクは5月上旬、仮想通貨ウォレットアドレスやマイニング設備、そのハッシュレートなど仮想通貨関連収入のデータを提供するよう顧客に対して求めた

翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。

編集 コインテレグラフ日本版