ロシア議会がビットコイン(BTC)など仮想通貨関連の重要法案を可決した。
ロシアの議会にあたるドゥーマは、「デジタル金融資産」というタイトルの法案を第三読会で可決した。ロシア地元紙のRegnumが7月22日に報じた。
最初に法案が提出されたのは2018年。ロシアはついに仮想通貨に対して法的なステータスを与えることで合意した。「デジタル金融資産」法が施行されるのは2021年1月1日となっている。
同法律は、デジタル資産を法的に定義してロシアでの仮想通貨トレードを合法化する。しかし、ビットコインなど仮想通貨を支払い手段として使うことは禁じている。
一方、ロシアの仮想通貨業界に対する規制は別の法律で行われる。最近の報道によると、規制フレームワークは「デジタル通貨について」という法案で形作られている。ドゥーマは12月末までに終わる議会の中で可決する見込みだ。
「デジタル金融資産」法の成立は、必ずしも仮想通貨に対するロシアからの青信号というわけではないようだ。
仮想通貨取引所EXMOのビジネス部門トップであるマリア・スタンケヴィッチ氏は、「デジタル金融資産」法は仮想通貨の「用語集」みたいなものだと、その効果が限定的であることを主張した。一方、「デジタル通貨」法案については「サプライズ」になるかもしれないと話している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン