リップル社から顧問弁護士が辞職したとCCNが7日に報じた。リップルは、仮想通貨リップル(XRP)が証券と分類されるべきかどうかなどを巡っていくつかの集団訴訟に直面している。

CCNによると、この弁護士はブラインリィ・スィール氏で2016年にリップルに入社した。リップルの広報はスィール氏の辞職を認め、彼女の働きに感謝しているコメントしたという。

リップルは現在、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で未登録の証券を販売したなどとして集団訴訟を受けている。リップルの広報は、スィール氏の離脱が訴訟争いに影響を与えるかどうかについては答えなかったという。ただ過去にリップルの幹部は、訴訟が一番大きなリスクとみているという見解を示しており、仮想通貨リップルが証券でないという主張を認めてもらうため、米国証券取引委員会(SEC)の元委員長であるメリー・J・ホワイト氏を雇うなど法廷での戦いに力を入れているという。

現在リップルは時価総額で3位。1位のビットコインと2位のイーサリアムは、すでに「証券ではない」とSECから認められている

「証券かどうか」の論争に関して今後の論点になるのは、組織が十分に分散化されているかどうかだという見方が出ている。