リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは、フェイスブックのリブラのせいで仮想通貨業界に対する規制が強化されることを懸念している。25日付のフォーチュンが報じた。
最近、トランプ大統領やムニューシン財務長官、米議会やG7が相次いでリブラや仮想通貨を警戒する発言をしている。ガーリングハウスCEOは、「この激しいやりとりに巻き込まれないことが大事だ」と指摘。「規制当局が我々を一括りにして質問をすることは、私にとって重大な問題だ」と続けた。
ガーリングハウス氏は17日、トランプ大統領やムニューシン財務行間の発言を受けて、「仮想通貨業界全体を一括りにすべきでない」と主張。マネーロンダリングなど不法行為をすべての仮想通貨と結びつけようとしたムニューシン長官を牽制した。
またトランプ大統領の「ビットコインのファンじゃない」というツイートに対しては次のように述べた。
「私はインターネット企業のファンじゃないと言っているのと同じだよ。インターネット企業には様々なタイプの企業があるだろう」
ガーリングハウス氏は19日、米国のテレビ番組に出演して、米国の規制枠組みについて「ある意味、中国がコントロールする技術であるビットコインやイーサリアムを好んでいる」と苦言を呈していた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版