米国のドナルド・トランプ大統領は12日、仮想通貨全般、とりわけビットコインとフェイスブックの仮想通貨リブラに対して反対する姿勢を一連のツイートの中で表明した

私はビットコインのファンではない。他の仮想通貨のファンではない。マネーではないからだ。価値のボラティリティ(変動幅)は大変大きく、ほとんど何の根拠にも基づいていない。規制されていない暗号資産は、麻薬取引など違法行為を助長させる」

「同様に、『仮想通貨』と主張するフェイスブックのリブラも頼り甲斐のないものだ。もしフェイスブックとその他の企業が銀行になりたいのであれば、新たな銀行免許を取得し、他の銀行と同じように銀行規制を受けなければならない。国内・国際的な取引の双方でだ」

「米国で我々が持っている本物の通貨は1つだ。そしてそれは、これまで以上に強くなっている。頼れる存在だ。世界においてこれまでで一番支配力のある通貨だ。そして今後もそうなり続けるだろう。それは、米ドルと呼ばれている

突如、トランプ大統領が仮想通貨に対する見解を表明した理由はわからない。来週16日17日に行われる米国議会でのリブラに関する公聴会を見据えた発言かもしれない。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版