スティーブン・ムニューシン米財務長官は15日、仮想通貨による不法活動は「国家安全保障の問題」と危機感をあらわにした。
ムニューシン氏は、12日のトランプ大統領のツイートに同意する形で、仮想通貨が可能にする不法活動の実態に懸念を表明。金融犯罪取締執行ネットワーク(FinCEN)による規制を強化する必要性を訴えた。
また、仮想通貨が数十億ドルもの不正に使われると主張した。
「ビットコインなどの仮想通貨は、サイバー犯罪、脱税、ゆすり、ランサムウェア、違法薬物、人身売買など数十億ドル分の不法活動を支えるために悪用されてきた(中略)これは、まさに国家安全保障の問題だ」
トランプ大統領は12日、「規制されていない暗号資産は、麻薬取引など違法行為を助長させる」などとツイートした。
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一方、仮想通貨業界の中では、トランプ大統領はビットコインを禁止にするか思考実験をするものも現れている。