勢いを継続できるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

買い手が売り手を上回り、水曜日にBTCを20日指数平滑移動平均線（EMA、11万2002ドル）より上に押し上げた。

強気派にとって最初の強さの兆候は、50日単純移動平均線（SMA、11万4668ドル）を上抜けて終値をつけることになる。これが実現すれば、11万7500ドル、続いて12万ドルへの上昇が見込まれる。ただし12万ドルから12万4474ドルのゾーンでは売り圧力が強まると予想される。

一方、10万9329ドルを下回れば強気派が勢いを失っていることを示す。その場合、BTC価格は10万7000ドルまで下落する可能性がある。買い手は10万7000ドルを必死に守るとみられるが、そこを割り込めばBTC/USDTペアは10万ドルまで沈む恐れがある。

ETHはここ数日、4250ドルから4500ドルの狭いレンジにとどまっている。

通常、狭いレンジの後はレンジ拡大が起こる。価格が4500ドルを突破すれば、ETH/USDTペアは勢いを増し、4957ドルのレジスタンスに挑戦する可能性がある。売り手は4957ドルを全力で守ると予想されるが、終値で超えれば5500ドルまでの上昇が視野に入る。

逆に4250ドルを割り込めば、4060ドルのサポート割れリスクが高まる。その場合、ETH価格は3745ドルまで下落する可能性がある。

XRPは火曜日に下降トレンドラインから下落したが、強気派は価格を20日EMA（2.91ドル）より下に落とさなかった。

20日EMAは上向きに転じ、相対力指数（RSI）は中立点をやや上回っており、強気派が反撃を試みていることを示す。下降トレンドラインを終値で超えれば、弱気の下降三角形パターンは否定される。その場合、XRP/USDTペアは3.15ドル、続いて3.40ドルまで上昇する可能性がある。

一方で、価格が下落し20日EMAを終値で割り込めば、弱気派が戻りで売り続けていることを意味する。その場合、XRP価格はしばらく三角形の中にとどまり、2.73ドルのサポートを割れば2.20ドルまで急落する恐れがある。

ソラナ（SOL）は火曜日に218ドルのレジスタンスを突破し、水曜日にもさらに上昇した。

上向きの20日EMA（204ドル）とプラス圏のRSIは買い手に優位があることを示している。SOL/USDTペアは240ドル、さらに260ドルまで上昇し、そこでは売り手からの強い抵抗に直面する可能性がある。

ただし、短期的には価格が反転し、上昇トレンドラインを下抜ければ、この見方は否定される。その場合、ソラナ価格は175ドルまで急落する恐れがある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。