反発なるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

ビットコイン価格予測

BTCは月曜日に重要なサポート水準である11万530ドル付近まで下落した。ただし強気派がこの水準を維持したことは前向きな要素だ。

反発を試みても20日指数移動平均（11万5639ドル）で強い売りに直面する可能性が高い。もし20日EMAから再び下落するなら、11万530ドルのサポートを割り込むリスクが増す。その場合、BTC/USDTペアは10万5000ドル、さらには心理的節目の10万ドルまで下落しかねない。

逆に、価格が11万7500ドルを突破すればレンジ相場入りの可能性を示唆する。ビットコイン価格は当面、11万530ドルから12万4474ドルの範囲で推移する展開も考えられる。

ETHは日曜日に4956ドルの過去最高値を更新したが、高値圏を維持できなかった。

月曜日には利確売りが入り下落に転じた。ETH/USDTペアは重要な水準となる20日EMA（4349ドル）まで下げる可能性がある。この水準から強い反発があれば、強気派は5000ドル突破を再び試み、成功すればETH価格は5500ドルまで上昇する可能性がある。

一方で20日EMAを下抜けると、ETH価格は重要なサポートである4060ドルまで下落しかねない。

XRPは下降三角形パターンを形成しており、2.73ドルを割り込んで引ければ完成となる。

20日EMA（3.04ドル）がやや下向きで、RSIも中立水準を下回っており、強気派と弱気派どちらにも明確な優位性は見られない。価格が20日EMAから下落すれば、売り手はXRP価格を2.73ドル以下に押し下げようと再び試みるだろう。もしこれに成功すれば、ペアは2.33ドルまで急落する可能性がある。

一方、下落トレンドラインを上抜けて引ければ弱気シナリオは否定され、XRP価格は3.40ドル、さらに3.66ドルまで上昇する展開も考えられる。

ソラナ（SOL）は210ドルの抵抗に直面しているが、強気派が弱気派に大きな主導権を渡していない点は好材料だ。

SOL/USDTペアは上昇三角形パターンを形成しており、210ドルを突破して引ければ完成する。その場合、ソラナ価格は240ドル、さらにパターン目標値の265ドルまで上昇する可能性がある。

ただし、価格が下落を続けて上昇トレンドラインを割り込めば、この強気見通しは無効となる。その場合、ペアは155ドルまで下落し、そこで買いが入るとみられる。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。