押し目買いが広がるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は月曜日、20日指数平滑移動平均線（EMA、10万8,837ドル）から急落し、その後10万7,000ドルのサポート水準を割り込んだ。

終値が10万7,000ドルを下回ると、ダブルトップが完成し、調整局面入りのシグナルとなる。BTC/USDTペアはその後、心理的節目である10万ドルまで下落する可能性がある。買い手は10万ドルの水準を全力で防衛するとみられるが、これを下抜けた場合、新たな下落トレンド入りの兆候となる。

強気派が価格を移動平均線の上に押し上げれば、弱気派の勢いが弱まったことを示すだろう。ビットコイン価格が11万8,000ドルを上抜けると、上昇の勢いが強まる可能性がある。

イーサ（ETH）は20日EMA（3,937ドル）から反落し、月曜日に下降チャネルのサポートラインを下抜けた。

下向きの移動平均線と37を下回るRSIは、弱気派に優勢があることを示している。価格がサポートラインを下回って引けた場合、ETH/USDTペアは3,435〜3,350ドルのサポートゾーンまで下落する可能性がある。

ただし、現在水準から急反発し移動平均線を上抜けた場合、この下方ブレイクは否定される。市場がチャネル下抜けを拒否したことを示し、ペアはチャネル上限のレジスタンスラインを目指す展開となる。

買い手はXRP（XRP）を20日EMA（2.52ドル）上に押し上げようと試みたが、売り手が持ちこたえた。

弱気派はXRP/USDTペアを2.20ドルまで引き下げようとするだろう。これは短期的に注視すべき重要な水準だ。2.20ドルのサポートを割り込むと、XRP価格は2ドル、さらに1.80ドルまで下落する可能性がある。

反発があった場合でも、20日EMAおよび50日単純移動平均線（SMA、2.69ドル）付近で売り圧力がかかるとみられる。強気派が下降トレンドラインを上抜けた場合、トレンド転換の可能性が示唆される。

ソラナ（SOL）は反落し、月曜日に対称三角形の上昇トレンドラインを下抜けた。これは、不確実性が弱気派に有利な方向に解消されたことを示す。

SOL/USDTペアは強いサポートである155ドルまで下落する可能性がある。155ドル付近からの反発は、20日EMA（190ドル）付近で売りに直面する可能性が高い。その場合、ソラナ価格は137ドルまで下落するおそれがある。

一方で、現在水準または155ドル付近から反発した場合は、下値での需要を示唆する。強気派が価格を20日EMAの上に押し上げることに成功すれば、ペアはレジスタンスラインまで上昇する展開となる。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。