重要なサポートラインは？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格予想

ビットコイン（BTC）は下落を続け、金曜には10万7000ドルのサポートを割り込んだ。ただし、ローソク足の下ヒゲが長いことから、下値では買いが入っている様子がうかがえる。

終値が10万7000ドルを下回ると、ダブルトップ型のチャートパターンが完成することになる。この場合、BTC/USDTペアは心理的節目である10万ドルまで下落する可能性がある。強気派はこの10万ドル水準を死守するとみられるが、もしこれを割り込めば、8万9526ドルまで急落する恐れがある。

短期的には、ビットコインが反発して移動平均線を上抜ければ、この下落が「ベアトラップ」であった可能性が出てくる。

イーサ（ETH）は現在、下降チャネルのサポートライン付近で強気派と弱気派の激しい攻防が続いている。

仮に反発しても、20日間指数移動平均線（EMA、4159ドル）付近では売り圧力が強まると予想される。もし20日EMAで再び下落に転じれば、サポートライン割れの可能性が高まり、ETH/USDTペアは3350ドルまで下落する恐れがある。

一方、強気派が価格を移動平均線以上に押し上げれば、チャネル内での値動きがもうしばらく続く見通しとなる。レジスタンスラインを明確に上抜ければ、新たな上昇トレンドが始まる可能性がある。

弱気派がXRPを2.30ドルの直近サポート以下に押し下げたが、強気派がこの水準の奪還を試みている。

現在の水準から上昇した場合、弱気派は20日EMA（2.63ドル）付近で反発を止めようとするだろう。ここで再び下落すれば、市場心理の悪化を示唆し、2.30ドル割れの可能性が高まる。その場合、XRP価格は2ドルまで下落する可能性がある。

逆に、強気派がXRP/USDTペアを20日EMA以上に押し上げれば、反発局面は下降トレンドラインまで拡大する可能性がある。この水準を明確に突破すれば、強気派が再び主導権を握り、価格は3.38ドル付近まで上昇する可能性がある。

ソラナ（SOL）は下降チャネル内で推移しており、一連の「高値切り下げ・安値切り下げ」が続いている。

現在、弱気派は価格をチャネル下限へ押し下げようとしており、この水準では買い手の参入が予想される。反発した場合でも、20日EMA（205ドル）付近では再び売りに直面する可能性がある。ここで反落すれば、SOL/USDTペアはサポートラインを割り込み、価格は155ドルまで下落する可能性がある。

一方、強気派が価格を20日EMA以上に押し上げれば、チャネル内での動きがしばらく続くことになるだろう。レジスタンスラインを明確に突破すれば、新たな上昇トレンドが始まるシグナルとなる。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。