BTC/USD

ビットコイン(BTC)は過去数日間で9,200ドル~9,600ドルのレンジ内で取引されている。これは強気派と弱気派が慎重に行動しており、大きな賭けを避けている傾向にあることを示唆している。

弱気派がレンジ以下に価格を下落させた場合、20日間EMAが位置する8,897ドルまで下落する可能性が出てくる。強気派は20日間EMAを死守しようとするだろう。このサポートから反発することができれば、反落時の需要を取り込み、9,600ドル以上に上昇する可能性もあるだろう。

(出典: Tradingview BTC USDデイリーチャート)

2つの移動平均線は上抜きとなっており、相対力指数(RSI)はポジティブな領域にあるため、有利なのは強気派の方だ。強気派が9,600ドル以上に価格を押し上げることができれば、10,360.89ドルへの上昇も可能だろう。

それにも関わらず、弱気派がBTCを20日間EMA以下に沈めた場合、50日間SMAがある8,058ドルまで下落してしまうだろう。今のところ、ロングポジションのストップロスは8,200ドルで維持しておこう。BTCが20日間EMAを下回った場合、トレーダーは部分的に利益を確定させることもできる。

ETH/USD

イーサ(ETH)は1月31日に173.841ドルから反発し、2月3日には直上のレジスタンスである197.75ドルまで接近した。

(出典: Tradingview ETH USDデイリーチャート)

強気派が現在の水準で脱落しなければ、197.75ドルを上抜ける可能性が高まるだろう。2つの移動平均線は上抜きに傾き、RSIは買われ過ぎの領域に近いことから、強気派が優位であることを示唆している。197.75ドルを上抜けることができれば、223.999への上昇も視野に入ってくる。

ETHが現在のレベルから下落し、20日間EMAが位置する171.46ドルを下回れば、強気の見方は無効となる。トレーダーは、現在のレベルでロングポジションの部分的に利確し、残りのポジションのストップロスを170ドルに引き上げることができる。

XRP/USD

0.2326ドル以上で推移していたXRPは2月2日に急騰し、直上のレジスタンスだった0.25401ドルを突破した。逆三尊型のパターンのターゲットは0.28132ドルだ。

(出典: Tradingview XRP USDデイリーチャート)

20日間EMAは上抜きに傾き、RSIはポジティブな領域にある。これは強気派が優位であることを示唆している。強気派が0.28132ドルまで価格を押し上げることができれば、0.31503ドルまで上昇する可能性も出てくる。

XRPの現在のレベルから下落し、ネックラインを下抜けることになれば、強気の見方は無効となる。したがって、ロングポジションのストップロスは0.21ドルで維持しておこう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

 

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