ビットコイン価格分析
ビットコインは7月6日に再び31,000ドルを超えて上昇したが、この上昇は弱気派からの強い売り圧力に見舞われた。そのため、価格は20日間指数平滑移動平均線(EMA)の29,763ドルまで引き下げられた。

BTC/USDTペアが20日間EMAから反発したことは、強気派に有利なポジティブサインだ。これは、トレーダーが一時的な下落を買い機会とみなすポジティブなセンチメントを示唆している。このことは、31,000ドルから31,500ドルのレジスタンスゾーンを超えて上昇する可能性を高めている。
そうなれば、BTCは40,000ドルを目指して上昇を開始する可能性がある。弱気派は32,400ドルで上昇を食い止めようとするだろうが、買い手はここを強行突破すると予想される。
逆に、BTC価格が下落に転じ、20日間EMAを割り込むと、弱気派が優勢であることを示唆する。その場合、BTC価格は50日間単純移動平均線(SMA)の27,971ドルまで下落する可能性がある。
ETH価格分析
イーサ(ETH)の7月6日のローソク足の長いヒゲは、弱気派が2,000ドルの心理的レジスタンスを積極的に守っていることを示している。

2つ移動平均線はフラットであり、相対力指数(RSI)は中点付近にあり、需給バランスが拮抗していることを示している。弱気派が価格を50日間SMA (1,837ドル)以下に沈めれば、短期的な優位性は弱気派に傾くだろう。その場合、ETH/USDTペアは1,626ドルに向けて下落する可能性がある。
逆に、現在の水準から上昇に転じ、20日間EMA (1872ドル)以上を維持すれば、50日間SMAでの強い買いが示唆される。強気派は再び2,000ドル超えを狙うだろう。
XRP価格分析
XRPはここ数日、20日間EMA (0.48ドル)と水平サポートである0.45ドルの間で取引されている。これは、弱気派が上昇時に売っていることを示しているが、より安値では需要があることを示唆している。

このタイトなレンジ取引は長く続きそうになく、ブレイクアウトに至る可能性がある。0.45ドルのサポートが崩れた場合、弱気派はこの優位性をもとに、0.41ドルの次の強力なサポートまで価格を引き下げようとするだろう。
逆に、価格が現在のレベルから上昇に転じた場合、強気派は移動平均線のハードルを乗り越えようとするだろう。もしそうすることができれば、XRP/USDTペアは0.56ドルを目指して上昇を開始する可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。