ビットコイン価格分析
ビットコインは7月13日に31,000ドルのレジスタンスを上抜けて取引を終えたが、強気派はこの力を維持するのに苦労している。これは、弱気派がまだ諦めておらず、高値で売り続けていることを示している。

上昇している移動平均線は買い手に利点を示しているが、相対力指数(RSI)は弱気のダイバージェンスを形成しており、強気の勢いが弱まっていることを示唆している。
弱気派は価格をブレイクアウトレベルの31,000ドル以下に引き下げようとするだろう。そうなった場合、BTC/USDTペアは20日間指数平滑移動平均線(EMA)の30,244ドルまで下落する恐れがある。これは注目すべき重要なレベルだ。価格がこのレベルから反発すれば、センチメントが強気であり、トレーダーが下落局面で買っていることを示す。32,400ドル以上の上昇は、価格が40,000ドルまで上昇する道を開く可能性がある。
一方、20日間EMAを下抜けて終値を付けた場合と、価格は29,500ドルまで引き下げる可能性がある。弱気派が優位に立つためには、この29,500ドルのサポートを破る必要があるだろう。
イーサ価格分析
過去数日間で弱気派がイーサ(ETH)を50日間単純移動平均線(SMA)以下に沈めることができなかったことは、強気派による強力な買いを引き寄せた。これにより、価格は7月13日に2,000ドルのレジスタンスまで押し上げられた。

強気派と弱気派は2,000ドル近辺で激しい戦いを繰り広げる可能性があるが、上昇する20日間EMA(1,895ドル)とポジティブな領域にあるRSIは、強気派がわずかに優勢であることを示している。もし買い手が2,000ドルのハードルを突破すれば、ETH/USDTペアは上値のレジスタンスゾーンである2,142ドルから2,200ドルまでを再テストするだろう。
逆に、価格が下落し、20日間EMAにまで下落する可能性もある。もし価格がこのレベルから反発すれば、強気派は再度、上値のハードルを克服しようと試みるだろう。
弱気派は価格を50日間SMA(1,850ドル)以下に引き下げることで、強気のモメンタムを弱める必要がある。
XRP価格分析
XRPは7月13日に0.56ドルのレジスタンスを突き破り、大きく上昇した。これは、0.30ドルから0.56ドルのレンジ内での値動きが強気派に有利な形で解決されたことを意味する。このブレイクアウトのパターン目標は0.82ドルだが、価格はこのレベルを上回った。

XRP/USDTペアは0.94ドル近辺で利益確定に直面している。通常、急速な上昇には激しい調整と数日間の緩やかな値動きが続く。強気派は38.2%フィボナッチリトレースメントレベルである0.75ドルと50%リトレースメントレベルである0.70ドルの間のゾーンで、下落を阻止しようと試みるだろう。
もし価格がこのレベル以上を維持できれば、ペアはレジスタンスである0.94ドルを再テストする可能性がある。反対に、0.70ドル以下に下落すれば、ペアは61.8%リトレースメントレベルである0.64ドルまで下落する恐れがある。このような大幅な下落は、上昇トレンドの次のステージの開始を遅らせる可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。