ビットコイン価格分析

ビットコインは4月26日に長いヒゲの同事線状のローソク足パターンを形成したが、強気派と弱気派の間で次の方向性についての不確実性が示された。この不確実性は、4月27日の20日間指数平滑移動平均線(28,619ドル)を超える終値で上方に解消された。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は価格を20日間EMA以下に引き下げようとし、強気派はそのレベルをサポートに転換しようと試みている。強気派が成功すれば、BTC/USDTペアは31,000ドルから32,400ドルの間の直上の抵抗ゾーンに挑戦しようとするだろう。このゾーンでは、強気派と弱気派の間で激しい戦いが繰り広げられる可能性がある。

逆に、BTC価格が下落し、20日間EMAを下回る場合、センチメントが悪化し、トレーダーが相場反発で売っていることになる。その後、BTCは50日間単純移動平均線(27,657ドル)での強力なサポートを再び試すかもしれない。このレベルを下回ると、25,250ドルへの下落が起こる恐れがある。

イーサ価格分析

強気派は4月26日と27日にイーサ(ETH)を20日間EMA(1,905ドル)以上に押し上げたが、心理的な2,000ドルのレベルには達しなかった。これは、弱気派が2,000ドル以下で回復を阻止しようとしていることを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

20日間EMAがフラットであり、RSIが中間付近にあることから、供給と需要でバランスが拮抗していることが示されている。これは、2,000ドルと1,785ドルの間で数日間レンジ相場が続く可能性があることを示している。

もしそうなると、強気派が利益確定を急いでいないことを示すため、プラスのサインだ。これにより、2,200ドルへの反発の可能性が高まる。このポジティブな見方は、価格が下落し、1,785ドルを下回る場合には無効となる。その場合、ETH/USDTペアは1,663ドルの61.8%フィボナッチリトレースメントレベルまで下落する可能性がある。

XRP価格分析

XRPは4月26日に0.43ドルのサポートで反発し、強気派がこのレベルを強力に守っていることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

XRP価格は20日間EMA(0.48ドル)に達しており、ここは短期的に弱気派が抵抗する重要なレベルだ。このレベルから価格が下落した場合、弱気派は再び価格を0.43ドル以下に引き下げようとする。それができれば、XRP/USDTペアは0.36ドルまで急落する恐れがある。

逆に、強気派が価格を20日間EMAを超えて押し上げることができれば、XRPはレジスタンスラインに達する可能性がある。このレベルを超えて終値がつくと、短期的な調整局面が終了したことを示す。その後、XRPは0.54ドルへ、さらにその後は0.58ドルへとラリーを試みるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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