レジスタンス突破でセンチメントも回復　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格分析

ビットコインは3月23日に20日指数平滑移動平均（EMA、85,572ドル）を上抜け、力強い回復が始まったことを示唆した。

20日EMAは横ばいとなり、相対力指数（RSI）はプラス圏に入っており、強気派がやや優勢であることを示している。この反発局面では、50日単純移動平均（SMA、90,290ドル）で強い抵抗に直面する可能性がある。価格が50日SMAで反落しても20日EMAで下支えされるようであれば、市場のセンチメントは好転しているとみなされる。この場合、95,000ドル、さらに100,000ドルまでの上昇が視野に入る。

逆に、価格が50日SMAで反落し、20日EMAを下抜けるようであれば、高値圏では依然として売り圧力が強いことを示す。83,000ドルを割り込めば、BTC/USDTペアは80,000ドルまで下落する可能性がある。

イーサ価格分析

イーサ（ETH）の強気派は、再び20日EMA（2,057ドル）および重要なサポート割れ水準である2,111ドルの突破を試みている。

これに成功すれば、2,111ドルを下回った下落が市場に否定されたことを意味する。ETH/USDTペアは50日SMA（2,356ドル）、その後2,550ドルまで上昇する可能性がある。

弱気派には時間が残されていない。主導権を維持するには、2,111ドルを守りつつ、迅速に価格を1,750ドル以下に引き下げる必要がある。その場合、下落トレンドが再開し、次のサポートである1,550ドルを目指す展開となる。

XRP価格分析

XRPは3月23日、20日EMA（2.38ドル）から反発し、押し目買いの動きがあることを示した。

強気派は価格を2.59ドル以上に押し上げようとしている。これに成功すれば、XRP/USDTペアはレジスタンスラインまで上昇し、売り方が強い防衛に出ると予想される。

価格がレジスタンスラインで反落しても、20日EMAで再び反発するようであれば、ポジティブなセンチメントが示される。この場合、レジスタンスラインを上抜ける可能性が高まり、3ドルへの上昇が視野に入る。

一方、売り方が主導権を握るには、価格を2.20ドル未満に引き下げる必要がある。その場合、重要サポートである2ドルの再テストに向かう可能性がある。

ソラナ価格分析

ソラナ（SOL）は3月24日に20日EMA（135ドル）を上抜け、強気派が巻き返しを図っていることを示した。

価格が20日EMA以上で維持されれば、SOL/USDTペアは50日SMA（158ドル）まで上昇する可能性がある。売り方はこの水準で上昇を抑えようとするだろうが、強気派がこれを突破すれば、180ドルまでの急騰があり得る。その場合、110ドルから260ドルの広いレンジが再び意識されることになる。

逆に、価格が現在の水準または50日SMAで反落すれば、戻り売りの姿勢が続いていることになる。下落トレンドの次の局面が始まるには、価格を120〜110ドルのサポートゾーン以下に引き下げる必要がある。