「モバイル上の対戦型スキルゲーム」に特化した分散型ゲームプラットフォーム「プレイホール(Playhall)」のトークンプレセールが日本時間で27日午前0時からスタートする。

 昨年末、イーサリアム上のゲーム「仮想子猫(クリプトキティーズ)」が大流行したのは記憶に新しい。子猫自体が仮想通貨であり、これを売買するという発想に新しい時代を感じた人も多いだろう。1000万円以上で取引された仮想子猫もいたというから、プロでなくても「ゲームだけで食っていける」時代がもう来ているといっても過言ではないだろう。

 もっとも、高額の懸賞をかけてゲームのスキルを競いあうeスポーツは数年前から既に流行している。日本でもプロのゲーマーを養成する専門学校ができるなど、時代は「運試し」や「胴元」のいるゲームから「スキル」を競う時代に突入している。

 このトレンドを真正面から捉えようとするプロジェクトの一般向けICOが今日からスタートする。「モバイル上の対戦型スキルゲーム」に特化した分散型モバイル対戦ゲームプラットフォーム「プレイホール(Playhall)」だ。(参照:ホワイトペーパー)

 好きな対戦ゲームで世界中のプレイヤーと腕を競い仮想通貨を稼げたらーー。プレイホールはそんなゲーマー達の夢をかなえる分散型アプリだ。今回売り出されるERC20準拠のネイティブトークン「PHT」に加え、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサ、ライトコイン、ダッシュ、Zキャッシュを使って「モバイル対戦ゲームの経済圏」に参加することができる。

 プレイホールは現在ベータ段階で、スポーツ関連の対戦ゲームやチェッカー等の20数種のモバイルゲームを提供。18年末までに50種類、19年末までに200種類まで増える予定だ。

 対戦スキルゲームにブロックチェーンを持ち込むことの利点は、まず透明性だろう。プラットフォーム運営会社などいわゆる「胴元」が存在しないため、成敗やスコア等が改ざんされる恐れがない。

 だがPHTトークンを保有する最大の目的は、なんといってもこの「仮想通貨ゲーム経済圏」の莫大なポテンシャルだろう。プレイホールのユージェン・カウフマンCEOも「今後も知的ゲームと仮想通貨の人気は加速していく。プレイホールもこの波に乗って成長していくだろう」とコメントするように、ゲームと仮想通貨が融合していく潮流はもはや止められない。

 モバイルゲームやVRゲームを通してゲームと現実世界が一体化する。ゲーム内の経済と現実の経済の境界線があいまいになる。この大きな変化の波に参加できるのはプレイホールのPHTトークンならでは、かもしれない。

 PHTトークンのプレセールは日本時間で27日3月24日まで開催される。最低購入単位は0.01ETH=約900円なので気軽に購入可能だ。ちなみにトークンの受け取りにはERC20準拠トークンの入るイーサリアムウォレットが必要なので、まだ持っていない人はメタマスクやマイイーサウォレットを使って口座を開いてから申し込もう。