米プレイボーイ、仮想通貨ウォレット開発へ  コンテンツの決済などに活用

 米プレイボーイ・エンタープライズがオンラインウォレットを開発し、同社のウェブメディアの支払いに仮想通貨を使えるようにする。新しいバイス インダストリー トークン(VIT)を支援することも意図している。プレイボーイのウェブサイトで14日、明らかにした

 最初に仮想通貨ウォレットが使用できるようになるサービスはPlayboy.TVで、限定コンテンツにアクセスするための支払いに仮想通貨が利用できるようになる。仮想通貨ウォレットは年内にリリースされる予定だ。

 VITは、イニシャル・コイン・オファリング(ICO、新規仮想通貨公開)を通じて、2200万ドル相当の資金をイーサリアム(ETH)で調達した。VITを導入する成人向けコンテンツの視聴者は、アダルト動画を見るだけでVITトークンを稼ぐこともできる。Playboy.TVがVITと手を組むことで、サービス利用者はトークンを稼ぎ、稼いだトークンで他のコンテンツを購入し、さらにコンテンツへの投票やコメントができるようになる。

 バイス インダストリーは14日、Playboy.TVによるVIT採用のニュースをツイートした

 「@PlayboyTVのVITトークン採用をお知らせできることを嬉しく思います。#VIT導入で、オリジナルのコンテンツを見るために、トークンで支払うことも、稼ぐこともできるようになります」

 米プレイボーイ社の最高営業責任者で事業運営部長も務めるリーナ・パテル氏は、同社が利用者により柔軟な支払方法を提供していくと声明で述べた

 「このイノベーションによって、当社のコンテンツを楽しむたくさんの人たちや、当社のカジュアルゲームやAR(拡張現実)、VR(仮想現実)のプラットフォームに参加する人々の支払手段が増える。VITの場合は、プレイボーイの提供するサービスを利用することで報酬を受け取ることもできる」

 仮想通貨とアダルトエンタテイメント産業の関わりはすでに始まっている。コインテレグラフは今年1月、世界的に有名なアメリカの風俗店バニーランチが、仮想通貨の匿名性からビットコインによる支払い受け入れをを検討していると報道した

 しかし、こうした仮想通貨とセックス産業の関係を両者が常に歓迎するわけではない。仮想通貨の決済サービスを提供する米ビットペイが今年2月、わいせつなコンテンツを禁止するという利用規約変更を行った。これを受け、あるポルノ女優は、ビットペイの口座がもうすぐ無効になるという知らせを受けたとネットに投稿した。