プライバシーに焦点を当てた仮想通貨「Zコイン(XZC)」が、タイで店舗の支払いに利用できるようになった。タイのQRコード決済システム「プロンプトペイ」と連動し、店舗やオンラインサイトでリアルタイム決済ができるようになる。Zコインが15日に発表した

プロンプトペイはタイ政府が主導する決済システムで、500万の企業が登録しており、アカウントを持つユーザー数は5000万人にのぼるという。

ユーザーがZコインを支払う際には、タイの仮想通貨取引所サタンのアプリを通じて行う。アプリで店舗やオンラインストアでQRコードをスキャンして、支払いを行う。

店舗側では、取引所のサタンを介して、法定通貨のタイバーツで支払いが行われる形だ。

Zコインは今回の発表で、仮想通貨がメインストリームへと至る重要なステップだと強調する。従来、店舗側では、仮想通貨のボラティリティや交換の手間、また仮想通貨への知識が必要なことが、導入の妨げになっていたと、Zコインは指摘する。

「既存の支払いネットワークに接続することにより、仮想通貨が有効な支払い方法として受け入れることに慣れてもらうと同時に、技術面について店舗側を教育することに伴う摩擦を取り除くことができる」

Zコインは今年2月、仮想通貨取引所バイナンスの慈善基金が開始したブロックチェーンを活用したアフリカでの学校給食プロジェクトに参加している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版