米国人と英国人の半数がフェイスブックの独自仮想通貨「リブラ」を信用していないとの調査が出た。テック系ニュースサイト、テレコムズ・ドットコムが7月22日に報じた

メッセージアプリ「バイバー(Viber)」が行った調査で、米国と英国のユーザー49%がフェイスブックのリブラを信用しないだろうと回答した。回答者らは、リブラを使用する際の個人情報源の保護に関して、フェイスブックを信用しないと答えた。英国ユーザーの28%はまだ決断していないと答え、信頼すると答えたのはわずか4%米国でも似たような結果で、信頼するとしたのはわずか2.5%だった。

リブラは世界中で多くの規制当局で懸念事項とされ、金融界の注目を浴びている。フェイスブックは、リブラ専用ウォレットを開発する子会社カリブラは「保護が強化されており、ユーザーのマネーと情報は安全だ」と主張しているが、専門家らや関連当局らはユーザーのデータ保護とセキュリティに関して疑念を抱いている。

米議会上院の銀行委員会で16日に開かれたリブラに関する公聴会では、カリブラのデービッド・マーカスCEOは、米議員から厳しい質問責めにあった。リブラ批判派の急先鋒の米金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ委員長は17日の下院公聴会で、「顧客のデータのプライバシーを守ることに継続的に失敗したという過去がある」と改めて糾弾している。

今月開催された主要7ヶ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、リブラの規制に関して、早急に対策をとることで一致している


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版