デジタル資産カストディプロバイダーであるコマイヌが、シンガポールの同業他社であるプロパイン・テクノロジーズの親会社プロパイン・ホールディングスの買収を目指している。取引額は公表されていない。
もし売却が承認されれば、コマイヌにとって初の買収となるが、コマイヌのCEOこれが最後ではないだろうと語っている。
プロパインのコマイヌへの売却には、シンガポール金融管理局(MAS)の承認が必要だ。プロパイン・テクノロジーズは、MASが発行する資本市場サービスライセンスを保有しており、機関投資家向けのカストディサービスを提供している。
コマイヌの共同CEOであるポール・フロスト-スミス氏はブルームバーグのインタビューで、このライセンスが「コマイヌを構築する上で絶対に重要な要素だ」とのべた。
フロスト-スミス氏は、買収が完了したら、コマイヌもMASから主要決済機関ライセンスを申請する予定だと付け加えた。コマイヌは今回の買収でアジアでの事業展開を拡大するとしている。
フロスト-スミス氏は声明で「プロパインは、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリアの投資家顧客に広く利用されているコマイヌ・コネクトという担保管理サービスを含め、我々が経験している顧客の大きな需要を満たす能力を強化するだろう」と述べる。
買収後、プロパインはコマイヌのブランド名で事業を行うと、プロパインのCEOであるトゥヒナ・シン氏は同じ声明で語った。
コマイヌは2018年に日本の野村ホールディングスの子会社レーザーデジタルや仮想通貨企業コインシェアーズ、ウォレット企業レジャーの支援を受けて設立された。
コマイヌは2023年、ドバイの規制当局からのライセンスを取得しており、英国の金融行動監視機構からカストディアンウォレットプロバイダーとして登録されている。
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