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SBIとスターテイル、円建てステーブルコイン発行で協業 国際間決済とトークン化市場を狙う

SBIとスターテイル、円建てステーブルコイン発行で協業 国際間決済とトークン化市場を狙う
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日本の金融大手SBIホールディングスと、Web3インフラ企業スターテイルグループは、完全規制対応の日本円建てステーブルコインを共同開発する覚書(MoU)を締結した。発表によれば、このステーブルコインはトークン化資産市場と国際決済をターゲットにしている。

ステーブルコインの発行と償還は、SBI新生銀行の完全子会社である新生信託銀行が担い、暗号資産交換業者であるSBI VCトレードが流通をサポートする。

SBIホールディングスの北尾吉孝CEOは、スターテイルとともに円建てステーブルコインを発行することが、日本がトークンエコノミーへ移行するための基盤になると述べた。

北尾氏は「国内外で流通させることで、既存金融と完全に統合されたデジタル金融サービスの提供に向けた動きを劇的に加速させたい」と語った。

ステーブルコインは規制当局の承認とコンプライアンス体制の構築を前提に、2026年第2四半期にローンチされる見込みだ。

SBI、ステーブルコイン戦略を拡大

SBIは、日本の進化するステーブルコイン市場において中心的存在となり、ドル建てと円建ての両方を含む多通貨戦略を進めている。

今年3月、SBI VCトレードはサークルが発行するステーブルコインUSDCを取引所プラットフォームに統合し、日本のステーブルコイン規制緩和を受け、国内でUSDC取引を提供する初期の取引所の1つとなった。

8月21日には、リップルがSBI VCトレードとの提携を通じて、ステーブルコインRLUSDを2026年初頭に日本へ導入すると発表した。SBIは、企業利用ケースに向けて設計された規制対応ステーブルコインを、国内の機関投資家とユーザーに提供するとしている。

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