インド政府幹部が仮想通貨の規制についてのタイムラインを決めるのが困難であるという認識を示した。31日にクオーツが報じた。インドの動向については市場のサプライズ要因という見方も出ている。
クオーツによると、インド財務省の閣外大臣であるポン・ラドハクリシュナン氏は28日、インド下院で次のように発言した。
「世界的に通用する解決策が欠如し、技術的に実現可能な解決策が必要な中、財務省は相当な注意を払って(仮想通貨の規制を)進めている。はっきりとしたタイムラインを述べるのは困難だ」
これまで、インド政府の仮想通貨に対するスタンスは曖昧な状態が続いている。
先月初頭、政府のパネルがインド準備銀行(RBI)に新たな法的枠組みを構築し、同国内での仮想通貨を全面的に禁止する措置を提案。また4月にRBIは、銀行に対して仮想通貨取引を行う個人や企業に対するサービス提供停止を求めた。
ただ、先月、インド政府が仮想通貨は合法化されるべきだと考えていることが関係者の話から明らかになった。
煮え切れないインドに期待する市場関係者もいる。eToroのシニアアナリストであるマティ・グリーンスパン氏は先月「仮想通貨業界にとって最もポテンシャルを秘めた国はインド」と指摘。キャッシュレス化が進むインドにおいて、仮想通貨に対する姿勢は曖昧な状況であり、今後、事態が好転する可能性があるという見方を示した。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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