フェイスブックのブロックチェーン研究チームトップのデビッド・マーカス氏は、リブラはビットコインとは距離を取り、規制当局と情報共有していく考えを明らかにした。コインテレグラフブラジル版が18日に報じた。18日に発表されたフェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」は、ドル、ポンド、ユーロ、円の通貨バスケットに裏付けられる見込みで、ビザやマスターカードなど大手企業27社が創設メンバーとして名を連ねている。

マーカス氏はブラジル紙のEstado de São Pauloの取材に対して、リブラのデータは犯罪防止とコンプライアンス遵守のために規制当局にシェアされると発言した。

また、マーカス氏は、リブラへの伝統的な銀行の参加も除外していないと述べた。

リブラは、子会社であるカリブラのウォレットを通じて金融サービスを提供する見通し。フェイスブックのプロダクト部門副部長のケビン・ウェイル氏は、「クレジットサービスは絶対に提供することになるだろう」と話したそうだ。

仮想通貨取引所バイナンスもフェイスブックのリブラに対する分析リポートを発表し、世界貿易における脱ドル化を推進するかもしれないと指摘した。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版