10月に過去と同じ傾向が続くなら、ビットコイン(BTC)価格は今後7日間で最大21%上昇する可能性があるとエコノミストが指摘している。
トランプ大統領による対中関税発表とそれに伴う仮想通貨市場の暴落を受け、エコノミストのティモシー・ピーターソン氏はXへの投稿で「10月に5%を超える下落が起きるのは極めて珍しい。過去10年間でわずか4回しか発生していない」と指摘した。
ピーターソン氏によると、該当するのは2017年、2018年、2019年、2021年の4回であり、それぞれのケースでは翌週に2017年は16%、2018年は4%、2019年は21%の反発が見られたという。例外は2021年で、同年はさらに3%下落した。
10月は歴史的に高いリターンを記録してきたことから、仮想通貨業界では「Uptober(アップトーバー)」と呼ばれている。
仮想通貨データ企業コイングラスのデータによると、2013年以降、10月はビットコインにとって平均リターン20.10%で2番目に好調な月であり、トップは平均46.02%上昇の11月となっている。
歴史が繰り返されれば、BTCは12万4000ドルに
ドナルド・トランプ米大統領が中国への100%関税を発表した直後、ビットコインは10万2000ドルまで急落した。今週月曜には史上最高値12万5100ドルを付けたばかりだった
コインマーケットキャップのデータによると、執筆時点でビットコインは11万2468ドルまでやや回復している。
もし過去のパターンが繰り返され、2019年の21%反発と同様の動きが起きた場合、10万2000ドルからの反発で1週間以内に12万4000ドル付近まで回復する可能性がある。
「まだアップトーバーは始まったばかり」
複数のビットコイン支持者は依然として上昇トレンドの継続を予想している。
Jan3の創設者サムソン・モウ氏はX投稿で、「アップトーバーはまだ21日残っている」と発言した。
また、MNトレーディング・キャピタル創設者マイケル・ファン・デ・ポッペ氏は「これは現在のサイクルの底だ」と述べ、「史上最大の清算クラッシュだ。COVID-19の時が前回のサイクルの底だった」と続けた。
一方で、一部のアナリストはより長期的な視点を示している。ビットコイン・リバタリアン氏は「数年後にはビットコインが100万ドルから80万ドルへ数時間で急落し、史上最高額の清算が話題になるだろう」とコメントしている。
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